RX100M3の張革を自作しようとした訳だがめちゃめちゃむずいじゃねえか。

こんばんは

 

デジタルからカメラを始めた私は レトロカメラへの強いあこがれがあります。特に、フィルムカメラのグリップ部の張革です。はい。

 

今回は過去にも数回チャレンジたことのある「自作張革(貼り革?)」に関してです。

 

一年ほど前にも挑戦したことはあるのですが、鬼門は何と言っても レンズ(マウント)周辺部の円形をどのように美しく仕上げるかと感じました。その際はデザインナイフ1本でどのように真円を切り出すが試行錯誤しましたが、ついに叶わず、数時間の格闘の末、ガタガタになってしまって、貼付け後数時間で捨ててしまいました、、、涙

 

しかし 今回は前回の反省を活かし「秘密兵器」を用意しました

そう、真円を切り出せるヤツです!!(コンパスカッターとも言う)

 

今回は保険をかけて、二種類用意しました。

エヌティー カッター 円切りカッター 替刃付き iC-1500P クリア

オルファ(OLFA) コンパスカッター 57B

 

オルファ製がシンプルで扱いやすそうでしたが、「革を切る」という点に重きを置けば、①の方が使いやすかったです。

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今回は家にある端材を利用します。

この下に敷いてある革です。

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正直、今回で満足いく仕上がりになるとは思っていないので、革はテキトーに選びました。

 

早速適当にノギスでレンズ部の外径を測り、革をカット。

ばっちりサイズの綺麗な円を切り出すことに成功しました。

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隣りもデカい穴が開いておりますのは、しっかり測ったにも関わらず、穴が小さかったからです。今回のコンパスカッターでは一度あけてしまった穴を綺麗に広げるというのが極めて困難でしたので、別の場所に穴を開ける羽目になってしまいました。

 

ここで想定外の問題

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裁断したことで、革の破片がカメラに着くわつくわ、、、

故障の原因になりそうなので、面倒でしたが床処理。といってもトコノールを適当に塗りこんだだけですが。(しかも準備不足で黒しかない、、)

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ウイスキーの空き瓶で程よく伸ばせました。

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さて、第一関門の「丸く切り抜く」工程を秘密兵器の活躍で、難なくクリアできました。

次は適切なサイズに切り出すのですが、なかなか難しいですな、、、。

カメラボディの外寸を測って最初は革を切り出したんですが、サイズいっぱいの革を使うとはがれる原因になってしまうので、一回り小さく切り出したいんです。が。これがまあ難しい。はじめはカッターでやっていましたが、途中から革包丁に切り替え。最初からそっちの方がよかったか、、、、。

 

1時間ほど微調整をして、とりあえず完成。今回は角を落としてはがれにくさを優先しました。

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貼ってから思いましたが、両サイド部は革を漉いた方がよかったですね。

今回の仕上がりで満足かというと、かなり微妙です。でも、コンパスカッターを使えば革でもきれいに切れるというのはかなり勉強になりました。

 

あと2、3回挑戦すれば、更に完成度が上がりそうです。

 

以上 おわり

 

【まとめ】

満足度:コンパスカッターに関しては◎

張革は△(これは自分の技量不足)

反省点:真円を切り出すよりも上下の並行を取る方が難しいので、ちゃんと測って下書きした方が絶対に良い